ハイローオーストラリアに金融庁の警告?利用前に知るべき7つのリスク
ハイローオーストラリアは金融庁から警告?やめた方がいいとされる7つの理由を解説
(画像=NET MONEY編集部)
ハイロー取引とは、一定時間後の為替レートが上がるか下がるかを予測する取引方法で、仕組みが非常にシンプルなため、多くの人が関心を持ってきました。
その中でも、海外業者であるハイローオーストラリアは人気のサービスの一つでしたが、近年はその信頼性について疑問の声も出ており、日本の金融庁から警告を受けたことが確認されています。
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加えて、公式サイト上で2025年6月30日をもってサービス終了が発表されており、新規口座開設の受付も現在停止中です。
本記事では、ハイローオーストラリアがなぜ利用を控えるべきとされるのか、その背景や理由、さらに安全に利用できる国内業者についても紹介します。
この記事でわかること- ハイローオーストラリアの基本情報
- 金融庁による警告の詳細
- 代替として検討すべき国内FX業者





【サービス終了】ハイローオーストラリアとは?

ハイローオーストラリアは、オーストラリアに拠点を置く海外のバイナリーオプション業者です。2023年9月時点では累計30万人以上の利用者を抱え、日本でも多くのトレーダーに活用されてきました。
同社は日本語対応のウェブサイトと取引画面を提供し、パソコンやスマートフォンからのアクセスも可能でした。また、口座開設後に5,000円分のボーナスがもらえるなど、ユーザーにとって魅力的なキャンペーンも実施されていました。
取引時間 | 月曜 午前7時~土曜 午前6時 ※メンテナンス時間を除く |
---|---|
取引額 | 1,000~20万円 |
最低出金額 | 1万円 |
ペイアウト倍率 | 1.8~2.3倍 |
判定時間 | 30秒・1分・3分・5分・15分・1時間・1日 |
取扱銘柄 | 外国為替・仮想通貨・株価指数・商品指数 |
ハイローオーストラリアに対する金融庁からの警告
日本国内で金融商品取引業を営むには、内閣総理大臣による正式な登録が必要とされています。
しかし、ハイローオーストラリアはこの登録を受けずに日本国内でサービスを展開していたため、金融庁より「無登録業者」として警告を受けました。2025年5月1日現在でも登録は行われていません。

金融庁の公式情報によれば、無登録の業者による詐欺的な事例が多数報告されており、特に出金拒否や業者との連絡不能などのトラブルが目立っています。
無登録業者は監督の目が行き届かないため、問題が起きた際の対応や追及が非常に困難になるリスクがあります。
現在、ハイローオーストラリアのサービスは終了していますが、同様に日本で無登録のまま営業を行う海外業者は他にも存在します。
安全かつ安心して取引を行いたい場合は、金融庁に登録された国内のFX会社を選ぶことが推奨されます。
【安全に取引したい方はこちら】国内のおすすめFX口座4選ハイローオーストラリアが日本の金融庁に登録しなかった理由
かつて日本国内で多くの利用者を抱えていたハイローオーストラリアは、なぜ日本の金融庁に登録しなかったのか。その背景には、主に3つの理由があると考えられます。
主な未登録理由- ペイアウト倍率や取引時間に関する規制が厳しい
- 登録手続きや運営維持に大きなコストと労力がかかる
- 無登録でもユーザーが自然に集まっていた
金融庁の規制が収益モデルと合わなかったため
日本の金融庁に登録すると、バイナリーオプション業者にはペイアウト倍率の制限や最短取引時間の制限など、厳格な規制が課されます。これらのルールは、投資家保護を目的としたものであり、リスクを抑えるという点で利用者にとっては有益です。
しかし、業者側にとっては制約となる場合もあり、例えばハイローオーストラリアでは30秒
【安全性重視】金融庁に登録された国内FX会社4選
バイナリーオプション取引を初めて行う方にとって、金融庁に登録された国内のFX会社を利用することは、安心かつ安全な選択肢といえます。国内業者は厳格な審査と監督を受けており、法令に基づいた健全なサービス運営が行われているため、信頼性が高いのが特徴です。
以下に紹介する4社は、いずれも金融商品取引業者として登録を受けており、初心者でも使いやすいバイナリーオプション取引環境を提供しています。
FX会社 | 通貨ペア数 | 取引回号数 | 取扱オプション | 口座開設までの日数 |
---|---|---|---|---|
![]() オプトレ! |
8通貨ペア | 11回 | ラダー・レンジ | 最短当日 |
![]() 外為オプション |
5通貨ペア | 10回 | ラダー | 最短当日 |
![]() らくオプ |
5通貨ペア | 10回 | ラダー | 最短翌営業日 |
![]() IG証券 |
7通貨ペア | 5回 | ラダー | 最短翌営業日 |
中でもGMO外貨の「オプトレ!」は、通貨ペア数の多さに加えてレンジオプションに対応している点が大きな特長です。レンジ相場での戦略を取り入れた取引が可能で、安定した市場環境でも柔軟に対応できます。
また、同社は業界内でも比較的高い還元率を維持しており、取引条件もバランスよく整備されています。初めてバイナリーオプションに挑戦する方には、信頼性と取引のしやすさを兼ね備えたGMO外貨の利用が推奨されます。
さらに、以下の比較記事ではバイナリーオプション口座の特徴や選び方について詳しく解説しています。複数社を比較検討する際にぜひ参考にしてください。

- オプトレ!(GMO外貨)
- 外為オプション(GMOクリック証券)
- らくオプ(楽天証券)
- バイナリーオプション(IG証券)


オプトレ!(GMO外貨)

「オプトレ!」は、東証プライム市場に上場しているGMOインターネットグループのグループ企業「GMO外貨」が提供するバイナリーオプション取引サービスです。2013年9月に提供を開始しており、長年にわたって安定した運営実績があります。
本サービスでは、ラダー取引とレンジ取引の2種類のオプションに対応しており、8通貨ペアの取引が可能です。また、シンプルで直感的な操作性のある取引画面が用意されており、初心者でも使いやすい仕様となっています。
主なメリット
- 国内最多の8通貨ペアを取り扱い
- ラダー・レンジの2種類の取引形式を提供
- スマートフォンからの申し込みで最短30分のスピード口座開設が可能
- 少額から取引を始められ、リスクを抑えやすい
考慮すべきポイント
- テクニカル分析用のツールが取引画面上で利用できない
- 取引画面の反応が遅延する場合がある
- 短時間取引では価格変動の影響を受けやすい
- 確定した取引の分析レポートが不足している
- スリッページや約定の遅れが発生する場面がある
オプトレ!は、少額取引や短時間の判定に対応しており、スマートフォンでも快適に操作できる環境が整っています。デモ取引機能も提供されており、実際の資金を使う前に取引の感覚を掴むことが可能です。
一方で、チャート分析や学習コンテンツ、レポート機能などについては、今後の改善が期待されます。また、市場の急変時にはスリッページや約定の遅延が起こることもあるため、取引には慎重さが求められます。
総じて、オプトレ!はシンプルな取引環境と柔軟なオプションの選択肢を提供しており、国内で安心してバイナリーオプション取引を始めたい方にとって、有力な選択肢の一つといえるでしょう。

外為オプション(GMOクリック証券)

外為オプションは、GMOクリック証券が2011年3月に提供を開始したバイナリーオプションサービスです。FX業界で豊富な実績を持つ同社が展開する本サービスは、スマートフォンにも対応しており、使いやすさと取引環境の安定性が評価されています。
スマホアプリやPCツールは直感的で操作しやすく、テクニカル分析のための指標も一定数用意されています。デモ取引機能もあり、リスクを抑えながら取引の練習が可能です。
主なメリット
- スマホ・PCどちらでもスムーズに取引可能
- 視認性の高い取引画面と安定したシステム
- 1,000円固定のペイアウトで収益計算が明確
- テクニカル指標を活用でき、分析がしやすい
- 短時間の判定時間設定が可能でライフスタイルに合わせやすい
考慮すべきポイント
- レンジオプションの提供はなく、ラダー取引のみ対応
- 取扱通貨ペアが5種類に限られている
- 判定直前の価格変動が取引結果に影響するケースがある
- スマホアプリの通知機能やシミュレーション機能には制限がある
- 取引時間が平日の特定時間に限られている
外為オプションは、初心者でも安心して始められる仕組みが整っており、スピーディーな取引や安定した収益性を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢です。少額から始められる点や、シンプルな取引ルールが特徴です。
一方で、取扱銘柄の少なさや取引方法の限定など、拡張性を求める上級者にとってはやや物足りなさを感じる場合もあります。テクニカル分析や情報ツールのさらなる充実が、今後の改善ポイントとして期待されます。
スマートフォンからの申し込み後、本人確認が完了すれば最短当日から取引を開始できるスピード感も本サービスの強みです。

らくオプ(楽天証券)

「らくオプ」は、楽天証券が2020年9月に提供を開始したバイナリーオプションサービスです。楽天ポイントを活用して投資ができる点が大きな特徴であり、ポイント活用によるリスク軽減や資産運用への気軽な参入が可能となっています。
スマートフォンやPCから簡単に取引ができるほか、デモトレード機能も用意されており、初心者でも安心して利用を始められる環境が整っています。取引金額も50円からと少額で、投資へのハードルが低い点が評価されています。
主なメリット
- 楽天ポイントを使って実際の取引が可能
- 取引画面がシンプルで、初心者でも操作しやすい
- スマートフォン対応で、隙間時間にもトレード可能
- デモトレードが利用でき、事前の練習が可能
- 最低取引額が低く、少額から始められる
考慮すべきポイント
- 期間限定ポイントは使用不可
- 取引では楽天ポイントは貯まらない
- 取扱通貨は5種類に限定されている
- ラダーオプションのみ対応、取引の選択肢が少ない
- テクニカル分析機能は簡素で、詳細なチャート分析には外部ツールの併用が必要
- 取引時間が限定されており、深夜や週末は利用不可
「らくオプ」は、楽天経済圏を活用したいユーザーや、現金を使わずに投資を体験したい人にとって、有効な選択肢となるサービスです。一方で、取引の自由度や分析機能の面では、一定の制限があるため、本格的な取引を求めるユーザーには物足りなさを感じる可能性があります。
ただし、取引環境の安定性や楽天ブランドによる信頼感など、総合的には初心者を中心としたユーザーにとって使いやすく設計されたサービスです。


バイナリーオプション(IG証券)

IG証券のバイナリーオプションは、2013年にサービスを開始して以来、世界31万人以上の利用者を持つグローバルな取引サービスです。取扱銘柄の豊富さや高機能な分析ツールなど、中~上級者向けの機能が充実しています。
株価指数・商品・通貨ペアなど多彩な商品に対応し、チャートから直接テクニカル分析ができる点が大きな特徴です。5分・10分・30分など、柔軟な判定時間設定も可能で、相場に合わせた戦略を自由に組み立てることができます。
主なメリット
- 株価指数やコモディティも含む豊富な銘柄に対応
- 通貨ペアの種類が多く、戦略の幅が広がる
- 高機能チャート上でリアルタイム分析が可能
- 無期限のデモ口座で練習可能
- スマホからも直感的に取引できる
考慮すべきポイント
- 取引画面が多機能な分、初心者にはやや複雑に感じられる
- 取引スタイルによっては、レンジオプションが非対応な点が制約となる
- スリッページ保証料など、一部コスト面に注意が必要
- 一部の画面表示や操作が英語表記中心で、慣れが必要
- スマートフォン専用アプリがなく、ブラウザでの取引には操作性の課題がある
口座開設は、マイナンバーカードまたは運転免許証を用いてスマートフォンから申請可能です。最短で1営業日で手続きが完了し、取引を始められます。
IG証券は、豊富な銘柄と分析ツールを活用したい中・上級者に最適な環境を提供しています。一方で、初心者にはややハードルが高いため、事前の学習やデモ取引による慣れが推奨されます。
\取扱銘柄が豊富/
IG証券の 公式サイトを見る
バイナリーオプション(ハイロー)の始め方3ステップ
バイナリーオプションは、以下の手順で始められます。
バイナリーオプション(ハイロー)の始め方3ステップ- FX会社を選ぶ
- 購入金額を決める
- 分析をしてから取引する
口座開設には時間がかかるケースもあるため、余裕を持って手続きを進めましょう。


FX会社を選ぶ
バイナリーオプションを始めるには、まずFX会社で口座を開設する必要があります。金融商品取引法に基づき登録された国内のFX会社を選ぶことで、安心して取引を始められます。各社によって通貨ペアや取引時間などの条件が異なるため、あらかじめ確認しておくことが重要です。
口座開設は、FX会社の公式サイトにある申し込みフォームから行います。住所・氏名・電話番号・職業・投資経験などの情報を入力し、本人確認書類やマイナンバーを提出した上で審査を受けます。審査通過後、IDやパスワードがメールまたは郵送で送られ、それを使用して取引ページにログインします。
購入金額を決める
ログイン後は購入金額を決定し、取引資金を入金します。はじめは少額から取引を開始することが推奨されます。多くの国内業者では、1,000円未満から取引可能なケースが一般的です。
少額取引であっても、デモトレードとは異なる実戦的な緊張感の中で経験を積むことができ、実践力を身につける助けとなります。
分析をしてから取引する
取引を開始する際は、いきなり購入するのではなく、相場の分析を行うことが大切です。二択の取引形式ではありますが、感覚的な取引に頼ると勝率は安定しません。
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析といった基本的な分析手法を理解し、戦略的に取引を行うことが重要です。
テクニカル分析とは?過去の価格変動をチャートで可視化し、そのパターンから将来の価格を予測する手法です。
ファンダメンタルズ分析とは?各国の経済指標や金融政策、政治情勢などの要因をもとに相場の方向性を分析する手法です。

バイナリーオプション(ハイロー)の3つの注意点
バイナリーオプションを始める際は、以下の3点に注意が必要です。
バイナリーオプション(ハイロー)の注意点- 海外業者の利用はリスクが高い
- 自動売買ツールの使用は禁止されている
- 詐欺の被害報告が発生している
インターネット上には多数の情報がありますが、すべてが信頼できるとは限りません。「誰でも簡単に稼げる」などの甘い言葉には注意が必要です。
海外業者はリスクが高い
海外業者を利用する取引は、トラブルリスクが高く推奨されません。
金融庁に登録されていない業者が多く、問題発生時に国内の法的保護を受けられません。出金トラブルや契約の不透明性が報告されており、国民生活センターにも多数の相談が寄せられています。
確実に儲かる」といった勧誘には注意し、国内の登録業者を利用するのが安全です。
自動売買ツールが禁止されている
バイナリーオプションでは、多くの場合、自動売買ツールの使用は禁止されています。自動売買とは、あらかじめ設定したルールに基づき自動で売買を行うプログラムのことです。
サーバーに過度な負荷を与えるおそれがあるため、利用が制限されることが一般的です。

自動売買に興味がある方には、FX取引が向いています。多くのFX会社が、ロジックを選択するだけで運用可能な自動売買ツールを提供しています。
取引経験が浅い人でも利益を狙いやすく、チャートを見ていない時間でも運用が可能という利点があります。

詐欺の被害が発生している
バイナリーオプション関連では、詐欺的な商材やツールによる被害報告が多数あります。
「必ず勝てる」「短時間で儲かる」などといった内容で販売される情報商材や自動売買ツールには注意が必要です。金融庁からも無登録業者や高額商材に関する警告が発せられています。
口座開設時には、必ず金融庁の公式サイトで登録状況を確認し、安全性の高い業者を選びましょう。


国内金融庁に登録されているバイナリーオプション業者一覧
2025年6月時点で、金融庁の公式サイトに掲載されている登録バイナリーオプション業者は以下の通りです。
会社名 | 登録番号 | 公式サイト |
---|---|---|
IG証券株式会社 | 関東財務局長(金商)第255号 | 公式サイト |
株式会社外為どっとコム | 関東財務局長(金商)第262号 | 公式サイト |
GMO外貨株式会社 | 関東財務局長(金商)第271号 | 公式サイト |
GMOクリック証券株式会社 | 関東財務局長(金商)第77号 | 公式サイト |
トレイダーズ証券株式会社 | 関東財務局長(金商)第123号 | 公式サイト |
楽天証券株式会社 | 関東財務局長(金商)第195号 | 公式サイト |
バイナリーオプション(ハイロー)に関するQ&A
バイナリーオプション(ハイロー)に関するQ&A- ハイローオーストラリアとは?評判は?
- ハイローオーストラリアに出金拒否はあるのか?
- ハイローオーストラリアのデモ取引にリスクはあるか?
- ハイローオーストラリアに入金できない場合の対処法
- バイナリーオプションを避けた方がいいのか?
- バイナリーオプションの取引時間について
- バイナリーオプションはアプリで可能か?
- バイナリーオプション(ハイロー)に税金はかかるか?
- バイナリーオプションの口座開設方法




一方、海外業者での取引は総合課税扱いとなり、所得に応じて15〜55%の税率が適用されます。 バイナリーオプションの口座開設方法は? FX会社の公式サイトにアクセスし、申し込みフォームから氏名・住所などの必要事項を入力します。本人確認書類とマイナンバーを提出し、審査を経て口座開設が完了します。
必要書類や開設までの所要日数は業者ごとに異なるため、各社の案内を確認することが重要です。